AIでスリラー映画を作る

スリラー映画を、AIで。手がかりは、すべて定位置に。

誰が何をいつ知るかを決め、手がかりと種明かしを1カットずつ絵コンテに。どんでん返しの瞬間まで、顔も小道具もまったく同じに保ちます。
  • 脚本執筆は無料
  • 手がかりを1カットずつ絵コンテに
  • どんでん返しまで顔がぶれない
スリラーのラッシュ

今すぐ使える:無料の脚本エディタと、脚本を絵コンテに変える Storyboard Beta(月額9.99ドル)。

近日公開:Filmmaker プランでの各カットの動画生成。2026年9月30日の提供を予定しています。

作例

ScreenWeaver チームによるサスペンスの画。

完成した4枚。それぞれ、異なるタイプのスリラーの最初の1枚です。
  • プールと食卓のそばのレンガのテラスに倒れた男を、着飾った客たちが囲んで立っている

    The Garden Party

    全員がランチの装い。テラスに客がひとり倒れているのに、誰も助けを呼ばない。

  • 濡れたフェンス付き駐車場で、赤いランプのパトカーのそばに立つ黒いコートのふたりの男を俯瞰で捉えた画

    Seen From the Roof

    雨の中、パトカーのそばのふたりの男を上から撮る。誰かが彼らを見張っていて、今はあなたも見ている。

  • 夜、停めた車にもたれる男。暗い家の横で、片方のヘッドライトが赤い霧を貫いている

    One Headlight

    眠る家の前、赤い霧の中でアイドリングする車。もたれている男は、誰かを待っている。

  • 花柄の壁紙、ランプの灯る部屋。開いたドアの向こう、2台のベッドの間に立つ看護師の後ろ姿

    Night Shift

    整えられた2台のベッドの間に、手を後ろで組んで立つ看護師。もう長いことそこにいる。

シーンを、1カットずつ

Red:6カット、観客が先に知る。

ScreenWeaver チームによる『Red』第1話の6カットをもとに、このページのために書いた脚本1ページ。情報の流れに注目してください。観客は3カット目でナイフの存在を知ります。狼は最後まで知りません。
脚本・1ページ目

○枯れた森(夜明け)

裸の木々、灰色の霧、枯れ葉の絨毯。小道のずっと先に、小さな赤い点。RED(13)が、ひとりで歩いてくる。

小道の突き当たり、霧の中で何かが待っている。四本脚。犬にしては大きすぎる。

Red は歩みをゆるめない。マントの下で、その手がナイフの柄を握る。

絡み合った枝の奥で、琥珀色の目がふたつ開く。道からずっと、彼女をつけてきた目だ。

狼

(低く、得意げに)

ずいぶん遠くまで来たね、お嬢ちゃん。

狼が霧から姿を現す。背丈は彼女の倍。その頭が空をふさぐ。

Red は狼を見上げる。そして、ゆっくりと微笑む。

(暗転)

  1. 赤いフード付きマントの少女が、霧に包まれた枯れた森の小道をひとりで歩く
    ロングショットの絵コンテ(グレー)
    01

    超ロング・ひとり

    裸木の間を抜ける左右対称の小道、画面中央に小さな赤い人影、濃い灰色の霧、ほかに色は一切なし。この世界で温かいのは彼女だけ

  2. 赤いフードの肩越しに、森の小道の先で黒い狼のシルエットが待っている
    肩越しショットの絵コンテ(グレー)
    02

    肩越し・脅威

    フードの肩越しに、小道はまっすぐ霧の中の黒い狼のシルエットへ。彼女と同時に観客も気づく。それでも彼女は歩き続ける。これが最初の問い

  3. 赤いウールのマントの下から、手がナイフを抜く
    ナイフのインサートの絵コンテ(グレー)
    03

    インサート・ナイフ

    腰の高さのタイトなインサート。赤いウールの下で、手がナイフの柄を握る。顔は映さない。ここから観客は狼より多くを知る

  4. 絡み合った枝の奥の闇で、琥珀色の狼の目がふたつ光る
    枝の間の目の絵コンテ(グレー)
    04

    主観・見張る者

    絡み合う枝越しに、闇に光る琥珀色の目がふたつ。狼の隠れ場所を観客も共有するので、ずっと見られていたことがわかる

  5. 霧の中、赤いフードの小さな人影の上に巨大な灰色の狼がのしかかる
    少女を見下ろす狼の絵コンテ(グレー)
    05

    ローアングル・大きさ

    狼の頭が画面上部を埋め、目はカメラ目線。赤いフードは画面下に小さく。ここは長めに持つ。ナイフはまだ彼女の手の中、フレームの外

  6. 赤いフードのそばかすの少女が、ゆっくり微笑むクローズアップ
    Red のクローズアップの絵コンテ(グレー)
    06

    クローズアップ・反転

    正面からのクローズアップ、そばかす、目線は上の狼へ。ゆっくりした笑み。台詞なし、音楽のキメもなし。観客はそれまでの全カットを読み直す

チームがグリッド全体から作った映像です。9カット、15秒、480p。狼が現れる前の Red のクローズアップ、歩き続ける彼女のカット、向かい合うふたりを捉えた最後のロングショットが加わっています。

スリラーを書く

AIでスリラー映画を作るとき、脚本に必要なこと。

モデルは廊下も顔も照らせます。でもサスペンスは、観客が物事を知る順番から生まれます。その順番を決められるのは脚本だけです。
  1. 01

    誰が何を知るか、1カットずつ決める

    1行目を書く前に、主人公、脅威、観客がそれぞれ各瞬間に何を知っているかを書き出します。スリラーとは情報の予算配分です。『Red』では、観客は狼より一歩先を行き、少女より一歩遅れています。

  2. 02

    爆弾はテーブルの下に置く

    ヒッチコックのルール。観客に爆弾を見せれば10分間ハラハラし、隠せば2秒驚くだけ。1カットより長く続く場面ではサスペンスがサプライズに勝ちます。ナイフのインサートがその爆弾です。

  3. 03

    時計を動かす

    期限があると、待つことが緊張に変わります。最終電車、スマホの電池、満ち潮、警備員の巡回。早めに見せて、圧力を上げたいたびにそこへ切り返します。

  4. 04

    手がかりには専用のカットを

    台詞の中だけにある手がかりは埋もれます。ト書きとして書けば絵コンテの1枚のインサートになり、種明かしで観客がもう一度見つけられるように構図と光を決められます。

  5. 05

    種明かしで何かをひっくり返す

    よいどんでん返しは事実を足しません。すでに見せた事実の意味を変えます。Red の笑みが効くのは、それを見た瞬間にそれまでの全カットの読み方が変わるからです。ページを逆から読み直して、どんでん返しを試してください。

  6. 06

    視点を選び、守る

    追われる側に寄り添えば恐怖が生まれ、見張る側の視線を共有すれば劇的アイロニーが生まれます。視点を変えるのは意図したときだけ、1シーンに1回まで。そうしないと観客はどこを見ればいいかわからなくなります。

構成とテンポ

3分のスリラーは、こう組み立てる。

問いがひとつ、期限がひとつ、反転がひとつ。カットは3〜4秒から始まり、締めつけが強まるほど短くなり、種明かしでは長く持ちます。
  1. 15 %

    いつもの日

    日常とひとりの人物。そして、あとで効いてくるディテールがひとつ。

  2. 15 %

    問い

    何かがおかしい。時計が動き出す。観客が知りたい答えはひとつ。

  3. 35 %

    締めつけ

    逃げ道がひとつずつ閉じていく。観客は主人公の知らないことを知る。カットは短く、画はタイトに。

  4. 15 %

    種明かし

    答えを、伝わるだけの長さで見せる。ここでは音楽より沈黙のほうが効くことが多い。

  5. 20 %

    反転

    答えが立場を入れ替える。安全に見えた者がそうではなく、最後のカットがそれを証明する。

60秒のティーザーなら、問いと種明かしを残し、時計は1回だけ見せて、反転でカットします。

カットの語彙

スリラーらしさをつくる8つのカット。

それぞれに、そのカットを生むプロンプトの書き方を添えました。ほとんどが、誰が何をいつ見るかに関わるものです。
  • 仕込みのインサート

    手がかりを、画面に単独で。観客に覚えておいてもらう必要があります。

    tight insert at hip height, a hand closing on a knife handle under a red wool cloak, no face, shallow depth of field, cold overcast light

  • 監視のアングル

    高く、遠く、動かない。誰かが見張っている画。

    high angle from a rooftop, two men in dark coats beside a patrol car in a wet fenced parking lot, one red light, blue-green night grade, long lens, static camera

  • 一直線の先の脅威

    肩越しに、まっすぐな線の突き当たりで待つ危険。

    over-the-shoulder from behind a red hood, a dark wolf silhouette waiting at the end of a straight forest path, dense fog, symmetrical framing

  • まだ気づいていない人影

    手前はくっきり、奥はぼやけ、そこへ誰かが歩いてくる。

    man in a dark suit in profile in the foreground, a blurred silhouette walking toward him down a hazy corridor of vertical white light tubes, cold light, he has not turned

  • 時計のインサート

    期限を、目に見える形に。時間が尽きるにつれて切り返します。

    extreme close-up of an analog wristwatch, second hand moving, hard side light, numerals slightly out of focus, dark background

  • 硬い光の取り調べ

    テーブルの上に光がひとつ。照らされる顔と、闇に沈む顔。

    tight two-shot across a metal table, single hard overhead light, one face lit and sweating, the other in shadow, grey-green walls, no fill light

  • 霧の中のヘッドライト

    夜に待つ一台の車。1枚の画で、ネオノワール。

    night street, parked car with one headlight blazing through red fog, a man leaning on the door, sodium streetlight, wet asphalt, silhouettes, no readable signs

  • すべてを覆すリアクション

    何かを知っている顔。どんでん返しを出来事ではなく表情で見せます。

    frontal close-up of a girl in a red hood, eyes locked on something above camera, a slow smile forming, cold overcast light, background soft

光と配色

冷たい光、硬い影。

スリラーの光は、観客に何を見せるかを決めます。硬い光源をひとつ、白く冷たい光か曇天の光で。どの顔も半分は影に落とします。暖色は大事なものだけに取っておきます。下の5色は『Red』のカットから抽出しました。灰色の森で暖かい色は、マントと狼の目だけ。つまりふたりのプレイヤーです。このルールを毎回プロンプトに書けば、視線は物語が必要とする場所へ向かいます。

  • マントの赤

    #763531

  • 狼の目

    #E5D476

  • 朝の霧

    #889CA5

  • 濡れた樹皮

    #38454A

  • 森の影

    #0C0E11

AIがつまずくところ

スリラーの6つの落とし穴と、脚本での避け方。

動画モデルは、すべてをはっきり、一度に見せたがります。スリラーは隠すことで成り立つジャンルです。想定しておくべき失敗はこれです。
  • 変わってしまう手がかり

    ナイフが短剣になり、腕時計が反対の手首に移り、車の色が変わる。種明かしで観客は気づきます。重要な小道具には固定の描写を決め、登場するすべてのプロンプトで一字一句同じに繰り返します。

  • モデルがネタバレする

    シーン全体をひとつのプロンプトで書くと、最初のフレームで答えが映ってしまいます。各カットのプロンプトにはそのカットで明かしてよいことだけを書きます。それを確かめる場所が絵コンテです。クリップを1本も作る前に。

  • 意味不明な手紙、画面、地図

    スリラーは文書で動きます。メッセージ、ファイル、住所。モデルはでたらめな文字を書きます。紙はピントを外すか斜めに置き、読める文字は編集で入れます。

  • 顔がぶれると種明かしが崩れる

    どんでん返しは、誰かを見分けられるかにかかっていることが多いものです。シーン2の見知らぬ男が弁護士だった、というように。顔がぶれれば種明かしは失敗します。容疑者ごとにキャラクターシートを1枚用意し、カットからカットへ引き継げば、同じ人物のままです。

  • 影を失う夜

    モデルは暗いシーンを明るくし、残したかった影を埋めてしまいます。光源と方向を指定しましょう。「single hard light from above」「one streetlight, left」。そしてフィルライトなしと書きます。

  • ぐちゃぐちゃになる格闘

    銃を奪い合うふたりの体は、ひとつの塊に溶けてしまいます。接触は画面の外に置き、つかむ前と倒れた後でカット。格闘は武器のインサート1枚に語らせます。

サブジャンル

犯罪、サイコ、陰謀、おとぎ話。

  • クライムスリラー

    死体、嘘、期限。冷たい昼光かナトリウム灯の夜。どのシーンも、誰がどこにいたかを問います。

  • サイコスリラー

    脅威は主人公の頭の中にあるのかもしれません。視点をひとつに固定し、小さなディテールを少しずつ食い違わせます。

  • 陰謀スリラー

    何かを知っている人が多すぎる。俯瞰、望遠レンズ、廊下の人影、遠くから見える書類。

  • おとぎ話スリラー

    古い物語を、『Red』のように猫とネズミの駆け引きとして語り直します。誰もが知っている話だからこそ、反転が深く刺さります。

パイプライン

書く。ボードにする。制作する。

  1. ScreenWeaverの脚本エディター:The Yellow Umbrellaの整形済み脚本の上に幕、シーケンス、ビートが並ぶ

    01脚本を、より豊かに

    業界標準の脚本エディターに加えて、ビジュアルなアウトライン/ビートエディター、ページの隣に置ける執筆のインスピレーション(メモ、写真、音声)、そしてあなたの筆を支え、置き換えはしないAIリサーチャー。

  2. ScreenWeaverのストーリーボード:The Yellow UmbrellaのショットS3、キャラクター、ショット設定、隣に脚本

    02ストーリーボードを、手軽に

    脚本からショット割りを自動生成し、各ショットを手動で調整(フレーム、アングル、動き、尺)。生成AIによるプリビズはワンクリック。

  3. ScreenWeaverのプロダクションキャンバス:ショットS3とS4がストーリーボードとプロンプトを持つノードとして接続されている

    03AIプロダクションを、繊細に

    脚本とストーリーボードにつながった映像素材生成パイプライン。そのままで最適化済み、ワークフローは完全に編集可能。

よくある質問

AIでつくるスリラー、よくある質問

ScreenWeaver で、AIでスリラー映画を作れますか?
脚本から始まる全工程をカバーしています。スリラーの脚本は今日から無料で書け、Storyboard Beta(月額9.99ドル)で全カットを絵コンテにできます。各カットの動画生成は Filmmaker プランで、2026年9月30日の提供を予定しています。
AIの短編でサスペンスを生むには?
登場人物が気づく前に、観客に危険を教えてから待たせます。脅威のインサート1枚、時計ひとつ、そして時間が尽きるほど短くなるカット。どんな音楽よりも効きます。
手がかりをカット間で一貫させるには?
重要な小道具と容疑者それぞれにリファレンスを用意します。ScreenWeaver はキャラクター、ロケーション、リファレンスをシーンの全カットに引き継ぎます。小道具は、登場するたびに同じ言葉で描写してください。
3分のスリラーには何カット必要ですか?
おおよそ50〜70カットです。序盤は1カット3〜4秒、締めつけの部分で2秒、種明かしには長めに持つカットをひとつ。
フェアなどんでん返しを書くには?
種明かしの前に、すべてのピースを見える場所に、それぞれ専用のカットで仕込みます。フェアなどんでん返しは、新しいものを足さずに見せたものの意味を変えます。絵コンテを逆から見直し、どのコマもまだ筋が通るか確かめてください。
AI動画は夜のシーンや硬い影を扱えますか?
光を演出すれば扱えます。硬い光源をひとつ、その方向とともに指定し、フィルライトなしと書き、黒の締めはプロンプトではなくグレーディングで行います。
脚本を書くのにお金はかかりますか?
かかりません。Screenwriter プランは0ドルで期限もありません。作品数とページ数は無制限で、業界標準の書式、PDF と Final Draft への書き出しが使えます。
ScreenWeaver の映像部分は何で動いていますか?
映像生成のパイプラインはSeedance 2.0 と 2.5で動いています。脚本と絵コンテにつながっていて、最初から最適化され、どの工程も編集できます。

どんでん返しは、もうページの上にある。

物語の全体を無料で組み立て、準備ができたら手がかりをすべて絵コンテに。