ログライン工房とテスター
穴埋め式のログライン作成・売り込み文を試す
ログラインは書き手にとっていちばん難しい作業です。必要な要素がすべて入っているか確かめるために、型を探す人は少なくありません。
下の4つの枠を使ってください。主人公、きっかけとなる出来事、目的、敵対者と賭けているもの。ツールが文を組み立て、語数を数え(35語を超えると知らせます)、対立の要素がそろっているかを確かめます。
仕組み
型はこうです。「[主人公]が[きっかけ]とき、[賭けているもの]の前に[目的]を果たさなければならない。」ツールは入力をつなぎ、空白で区切って語数を数え、4つの枠のどれかが空なら知らせます。対立と明快さを確かめられます。すべてブラウザ内で動き、データがサーバーに送られることはありません。
ログラインとは
ログラインとは、物語を一文でまとめたものです。主人公、きっかけとなる出来事、その人物が何を望むか、失敗したら何が失われるかを示します。メールの件名や進行表の一行に収まる形の、あなたの企画です。
読み手、代理人、開発担当は、脚本を読むかどうかをログラインで決めます。対立がはっきりしたログラインなら、ジャンル、物語の駆動力、感情面での約束が35語未満で伝わります。
ログラインの例
この型で組み立てたログラインの例です。丸写しの雛形としてではなく、発想の手がかりとして使ってください。
- 長編・ミステリー / ホラー
1920年代の探偵が名状しがたい教団の暗い企みを知ってしまったとき、正気を永遠に失う前に事件を解決しなければならない。
- 長編・人物ドラマ
燃え尽きかけた救急医が、自分を医療過誤で告発した研修医の指導を命じられたとき、もう一度の過ちが両方を壊してしまう前に、経歴と良心を立て直さなければならない。
- シリーズ・犯罪スリラー
新人警官が精鋭の汚職捜査班に配属されたとき、家族と経歴が飲み込まれる前に、恩師自身の犯罪網を暴かなければならない。
ログライン工房: 完全ガイド
主人公、きっかけ、目的、賭けているものを、読める一文に押し込ませることで、あなたの前提に負荷をかけます。
この作業で中心にある問題ははっきりしています。多くのログラインは核となる要素をひとつ落としているので、企画が曖昧になり、脚本を読ませるところまで行かない。放っておくと、後工程で摩擦が生まれ、判断が遅くなります。実務上の目標は対立がはっきりしたログライン。前提、動き、賭けているものを素早く伝えられるです。
頭に置いておきたい限界: 市場の流行や脚本の出来を判断するものではありません。示すのは企画の明快さだけです。
進んだ使い方: 一度にひとつの要素だけを変えて複数のログラインを作り、どの版が実際のシーンの駆動力をいちばんよく言い当てているか試してください。
手順
- 主人公、きっかけ、目的、賭けているものがはっきり見える形で、最初の一文を書きます。
- 余分な限定を削り、具体性か緊張を高める言葉だけを残します。
- 外に向かう筋と、内側で払う代償のあいだで重心を動かし、複数の版を試します。
- いちばん芝居がかった言い回しではなく、脚本の本当の駆動力に合う版を選びます。
立場別の使いどころ
- 書き手: 抽象的な着想を、具体的な売り込みの背骨に変える。
- 代理人との打ち合わせの準備: 企画の位置づけの切り口を手早く比べる。
- コンテストへの応募: あらすじとログラインのトーンをそろえる。
避けたいよくある失敗
- 具体的な行動のかわりに、抽象的な言葉を使うこと。
- 前提と主題を取り違えて、物語の輪郭を失うこと。
- 脇筋を盛り込んで、中心の対立の線を弱めること。
実務でのコツ
- ログラインを声に出して読み、調子と明快さを確かめてください。
- その一文からジャンルが言い当てられるか、誰かに試してもらってください。
- 相手によって使い分けられるよう、内向けと外向けの版をひとつずつ持っておいてください。
このツールの出力は、書くことの代わりではなく、判断を支える層として扱ってください。優れた脚本が記憶に残るのは、具体的な選択、感情の精度、ドラマの動きの明快さによってです。ツールは雑音を取り除くことで力になります。あなたの労力が、人物、対立、高まり、報いといった大事なところへ向かうように。ひと巡りごとに結果を見直し、採用した変更を明示的に記録しておけば、作業は稿を重ねるごとに速く、読みやすくなります。その一貫性こそ、プロの共同制作者が価値を置くものです。驚きが少なく、理由がはっきりしていて、意図をもって育っていく脚本です。
さらに詳しい質問
ログラインに最低限必要な構造は何ですか。
具体的な主人公、きっかけとなる出来事、はっきりした目的、そして失敗したときに失う意味のあるものです。
ログラインは何案くらい試すべきですか。
たいていは、質の高い案を3案から5案作れば、いちばん強い切り口が見えてきます。
トーンは文の中に明示すべきですか。
できれば明示したいところですが、形容詞を足すのではなく、言葉を正確に選ぶことで示してください。
ひとつのログラインで売り込みも応募もまかなえますか。
場合によります。多くのチームは、短い売り込み用と、少し広げた応募用の版を持っています。
ログラインが平凡に感じられるのはなぜですか。
抽象的な言葉に頼っているからです。具体的な動詞、制約、賭けているものが、記憶に残る力を生みます。
ログラインはいつ書き直すべきですか。
構成に大きな変更があったあとです。ログラインは、以前の着想ではなく、いまの脚本を語っているべきです。
ログライン作成ツールのよくある質問
ログラインを書くこと、試すことについて、書き手からよく寄せられる質問への答えです。
現場の書き手の多くは20から30語を目指します。このツールは35語を超えると知らせるので、修飾や脇筋を削れます。中心の対立を締まった一文で言い表せないなら、企画そのものがまだ曖昧なのかもしれません。
最低でも、具体的な主人公、はっきりしたきっかけ(その人の世界を変える出来事)、具体的な目的、そして失敗したときに失うものか立ちはだかる相手です。ジャンルとトーンは、言葉づかいに自然に出てくるなら加点になります。どれかが欠けると、たいてい平板に感じられます。
使えます。長編なら、きっかけからクライマックスまでの一本の背骨に絞ってください。パイロットやシリーズなら、駆動力を書いてください。毎週何が起きるのか、主人公は何をするのか、どんな緊張が話を続かせるのかです。
型は、物語に欠かせない要素を忘れないためにあります。企画を独自にしている部分を削り落とすためではありません。4つの要素がそろったら、声、具体性、意外さのために書き直してください。ツールは、対立のはっきりした下書きを渡します。磨くのはそこからです。

そのログラインを脚本にしたいなら
ScreenWeaver は物語の生きた地図を渡すので、書きながら構成、ビート、テンポを見られます。このログラインを企画の背骨に据えて、全体像を見失わずにシークエンスとシーンを育ててください。
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