AI で映画の絵コンテを作る方法:ステップ・バイ・ステップ
10カット、60秒。脚本の1シーンを、観られるものに変えます。出てきたままの最初のパスも、間違って返ってきたカットも、すべてお見せします。
チャプター(21)
レッスンノート
絵コンテの段階、そしてまずアスペクト比
4つのエリアがあります。左側には設定画付きのキャラクター、場所、オブジェクト。中央にはカットを組み立てるコンポーザー。右側にはリアルタイムで連動する脚本。下部にはシーケンサーがあり、カットはそこに並びます。
何よりも先に、アスペクト比を確認しましょう。新しく作成したカットにだけ適用されます。16:9 で10コマ生成してから気が変わっても、その10コマは 16:9 のままです。選び方は次のとおりです。
- 16:9:テレビ、YouTube、最近のアニメーションの大半で安全な標準。対応するモデルも最も多くなります。
- 9:16:スマートフォン向けなら。
- 4:3:箱に閉じ込められたような、レトロな、あるいは90年代アニメの雰囲気。
- 2:1:配信作品のルック。
- 2.39:1:横長の映画スクリーンのフレーム。SIGNAL がこれを使うのは、横長のフレームだと、大きな部屋にひとりでいるキャラクターがより小さく見えるからです。設定パネルで下す、物語上の判断です。
3つのステップを順番に実行する
- 1"Missing entity reference sheets"(未作成の設定画):まだ設定画のないキャラクター、場所、オブジェクト。
- 2"Shot breakdown for empty scenes"(空のシーンのカット割り):AI がシーンを読み、ショットリストを提案します。画像はなく、カットが順番に並ぶだけで、それぞれにショットサイズ、カメラワーク、アクションが付きます。
- 3"Missing storyboard images"(未作成の絵コンテ画像):ここで画が生まれ、ここでクレジットが使われます。
"Run all"(すべて実行)ボタンがあり、ちゃんと機能します。ただし最初は、設定画だけを単独で実行しましょう。すべてのコマは設定画を参照して描かれるので、設定画が間違っているとすべてのコマがそれを引き継ぎます。間違ったコマ10枚を直すのは、間違った設定画1枚を直すより10倍高くつきます。
何かにクレジットを使う前に、ショットリストを読む
10カットあって、画像はまだ1枚もない。ワークフローの中で最も安く、最も価値のある瞬間であり、ほぼ全員が飛ばしてしまう瞬間です。映画全体をショットリストとして読めて、何でも無料で変更できます。各カットには4つの項目があります。
- "Continues from"(続きのカット):このカットが、前のどのカットとセットアップを共有しているか。
- "Shot value"(ショットサイズ):エクストリーム・クローズアップ、クローズアップ、ミディアム・クローズアップ、ミディアム、ミディアム・ロング、ロングまたはワイド、エクストリーム・ロングまたはエスタブリッシング、オーバー・ザ・ショルダー(肩越し)、POV、インサート。
- "Camera movement"(カメラワーク):フィックスからパン、ティルト、ドリー、さらに手持ち、ステディカム、ウィップパンまで17種類。
- "Action"(アクション):シーン全体ではなく、このフレームの中で起こること。
4カット目は、1フレームに2つのアクションが入った状態で返ってきました。
Mara は物音に反応し、部屋を横切って扉へ向かう。
絵コンテのコマは、ひとつの瞬間です。そのまま生成すると、反応と移動の中間のぼやけた妥協案になり、どちらにも見えません。修正にかかったのは11秒でした。
Mara は動きを止めている。頭はわずかにスピーカーのほうへ向き、あごを上げ、目の焦点は合っていない。受話器はまだ右手にある。忘れられたまま。
@ で要素を指し示す
「Mara は受話器を強く握りしめる」は読む分には問題ありませんが、指示としては何かが足りません。どの受話器でしょうか? @ でオブジェクトを参照すると、フレームはその設定画を参照して生成され、ベークライト、すり減ったイヤーピース、送話口の欠けまで反映されます。参照しなければ、ただの電話が描かれます。参照すれば、あなたの電話が描かれます。キャラクターも同じです。大きな一括実行の前には、"Inspect reference image"(参照画像を確認)で各設定画を原寸で確認しましょう。
そして、生成前に3つのチェックをします。
- 1すべてのカットが、ちょうどひとつの瞬間を描写しているか?
- 2ショットサイズはコマごとに変化しているか? それとも、同じミディアムを6枚生成しようとしていないか?
- 3各アクションに登場するキャラクターとオブジェクトは、Story Elements で定義したものか?
最初のパスの本当の姿
10カットのうち、すぐに使えるのは6、7カット、調整が必要なのが2カット、まったくの失敗が1カットと考えておきましょう。どんな制作現場でも、最初のパスとはそういうものです。手直しが必要な2カット分を予算に入れておきましょう。
どのフレームを評価するよりも先に、流れとして見直しましょう。これはギャラリーではなく、リズムです。欠点ではなく、ぶれを探します。同じ女性、同じコート、同じ手の同じ傷、窓はいつも同じ側にあるか。コートの色を間違えた美しいカット1枚は、整合の取れた平凡なカット3枚よりも大きなダメージを与えます。そして繰り返しも探しましょう。SIGNAL の2カット目と4カット目は、どちらもコンソールに向かう Mara のミディアムで、8秒しか離れていませんでした。単独なら問題なくても、並ぶとつっかえます。
サイコロではなく、演出を直す
8カット目は、密閉された扉を見る Mara の POV のはずでした。ところが返ってきた画には、Mara 自身が立っていました。自分自身は見えないので、これは POV ではありません。何も変えずに再生成すると1回14クレジットかかり、同じサイコロを振るだけです。ブリーフを変えましょう。
Mara が立っている位置から見た、密閉された鉄の扉。回転ハンドルは胸の高さ。継ぎ目から流れ出した錆がコンクリートに垂れている。フレーム内に人物はいない。
足りなかったのは「フレーム内に人物はいない」という一文でした。やみくもな再生成と同じクレジットで、確率はまったく違います。
- "Edit with AI"(AI で編集):ほぼ完璧なコマなら、変えたい部分に描き込んで、内容を説明します(「マークした部分の壁に、白い塩の白華と湿ったしみを加えてください。それ以外は何も変えないでください。」)。「それ以外は何も変えない」がないと、満足していた部分にまで手を加えてしまいます。
- "Crop"(クロップ):ほぼ合っているコマの構図を調整します。
- "Angle"(アングル):同じ瞬間を別のカメラ位置から再生成します。演出のための道具で、レッスン6で使います。
- "Images per generation"(1回あたりの生成枚数:1、4、8枚):あるカットに2回手こずったら、4枚を頼んで並べて選びましょう。
シークエンスを編集してから、再生する
- ビートが欠けているところにカットを追加する(ここでは、Mara が受話器を置くカット)。
- つっかえるカットは、お金を払ったものでも削除する。埋没費用は、物語上の理由になりません。
- 並べ替え:9カット目は8カット目の前に置くほうがうまく流れます。そうすれば、扉を見る前にためらいが来ます。
ようやくカットがうまくいったら、もう触らないこと。そして新しい実験の前には、プロジェクトをバックアップするか複製しましょう。再生成は今あるものを置き換え、元に戻す機能はありません。それから再生ボタンを押します。各カードの幅がそのカットの尺なので、シーケンサーは脚本を横でスクロールさせながら、絵コンテをアニマティックとして再生します。動画が存在する前に、テンポを体感できるのです。
今あるのはカバレッジであって、演出ではありません。レッスン6では10カットをもう一度見直し、カメラをどこに置くか、そしてなぜそこなのかを決めていきます。
このステップを ScreenWeaver で試す
最初のシーンを絵コンテにする
1シーンのカット割りを生成し、ショットリストを読んで直してから、フレームを生成してシーケンサーで再生しましょう。
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このレッスンで使う映画技法
無料ツール
- Storyboard Template Generator
Create printable storyboard sheets in any aspect ratio.
- Shot Size Guide
Every framing visualized, from extreme wide to extreme close-up, with AI prompts.
- Camera Movement Prompts
Animated library of camera moves with copy-paste AI video prompts.
- Scene Card Generator
Create and export structured scene cards.