カウボーイショット構えた手、決意する顔
カウボーイショットは太もも上から頭までを収めるフレームで、腰と、その脇に構える手を画面に入れられるほど低い位置で切る。観客は動く準備をした身体と、動くかどうか決めかねる顔を同時に見つめる。
別名アメリカンショット太もも上ショットプラン・アメリカン
ショットサイズ
スクリーン上で効く理由
対峙の場面を撮るためのフレームだ。ガンベルトを画面に収めるために生まれ、今では二人が睨み合い、手の動きが意味を持つあらゆる場面で使われる。喧嘩前のライバル同士、店の入口に立つ用心棒、試合前のキャプテン、上司に立ち向かう部下。構え、自信、脅威を見せながら、フルショットほど距離を取らずに人物の存在感を出せる。対立が高まりつつあり、顔と手の両方を観客に追わせたい場面でこそ選ぶべきショットだ。人物が颯爽と登場し、足を踏ん張って立つ場面にも向いている。
ショットリストの一行
- サイズ
- カウボーイショット、太もも上から頭上まで
- アングル
- アイレベルまたはやや低め
- movement
- 固定
- レンズ
- 35mmから50mm
- 尺
- 3から6秒
フレームは太もも上で切ること、膝で切ってはならない。手は常にはっきり見えるようにし、相手側の切り返しでもサイズと高さを合わせる。
脚本
脚本上での書き方
スペック脚本に「カウボーイショット」という言葉を書く必要はない。書き手にできるのは、構えと手に注目を集めることだ。ベルトに引っ掛けた親指、動く指、片足から片足へ移る体重。こうしたディテールを対峙が始まる前のアクション行に置けば、監督がそれをフレームに変換する。太もも上でのカット位置、レンズ、切り返しのマッチングはショットリストの領域だ。
EXT. スケートランド駐車場 - フレズノ - 夜
ネオンサインがジジッと音を立てる。二つのローラーダービーチームがリンクから溢れ出す、まだスケートを履いたまま。
ロサ・ビジャヌエバ(29歳、キャプテン、ニーパッド、拳にテープ)がサインの下で滑って止まる。
向かい合って六メートル先:キャット・ブレナン(33歳、ライバルチームのキャプテン)、腰に手を当て、ウィールを地面に据えている。
二人とも口を開かない。ロサの指が手首のテープをいじる。
KAT
再戦よ。今夜。あなたのリンクで。
絵コンテ
絵コンテでの見せ方
太もも上から頭のすぐ上までの人物を描き、手を腰の脇にはっきり配置する。その横にライバルの対称パネルを、反対方向を向かせて描く。手が動く場合は小さな矢印を加える。脚のどこで切るかとカメラの高さをメモする。対峙の一部としてこのショットを使う場合は、カッティングパターンの順番でパネルに番号を振る。
組み合わせると効く技法

カウボーイショットから目や指のエクストリームクロースアップへ切り込むと、対峙の緊張が締まる。広いフレームが脅威を見せ、ディテールが緊張を見せる。

カウボーイショットをやや低い位置から撮ると、人物に威厳と脅威が加わる。主人公の登場や、優位に立ちたいライバルにふさわしい。
参考作品
この技法が使われている作品
続・夕陽のガンマン (1966)
レオーネは三人の決闘者を太もも上で捉え、手を銃の脇に浮かせたまま、顔のクロースアップと交互に見せて待ち時間を引き延ばす。
ジャンゴ 繋がれざる者 (2012)
タランティーノは銃撃戦の前にこの古典的な西部劇のフレームを復活させ、腰のホルスターと張り詰めた顔を同じ画面で読めるようにしている。
ScreenWeaver
ScreenWeaverで設定する
対峙の前に構えと手を描写すれば、ScreenWeaverが場面を自動的にショットへ分解する。各人物のショットを開き、フレームサイズをカウボーイショットに設定し、アイレベルかやや低いアングルを選び、動きを固定にして、短い持続時間を与える。人物と場所はショットからショットへ引き継がれるので、対峙する二人が同じ光と同じ地面を共有する。AIプレビジュアライゼーションを使って対峙のリズムを組み立てるとよい。
無料で書き始めるこのクリップのプロンプト
これはページ上部のクリップをレンダリングした、そのままのプロンプトだ。カメラと光の記述は残し、主体と場所だけを変えればいい。
Cowboy shot of a middle-aged Japanese chef in a busy ramen kitchen, framed from mid-thigh up to the top of his head, small headroom above his short gray hair. He stands at a steaming stove, both hands visible as he ladles broth into a bowl with quick practiced motions, steam curling around his forearms. Shot on a 50mm lens at chest height, camera locked on a tripod, background of hanging pans and a line cook chopping scallions slightly out of focus. The frame holds steady for the full four seconds, no camera movement, only his hands and the steam moving. No text.
よくある間違い
- 01
膝で切ってしまう
関節の上にフレームラインが来ると失敗に見える。下端は腰と膝の間、太もも上に置くこと。それでこそ整った、力強いショットになる。
- 02
手がフレーム外に出る
カウボーイショットの意味は、手が何をするか見せることにある。手がフレームから外れれば緊張は消える。役者が動く場合は少し広めに構え、フレームラインの位置を伝えておく。
- 03
切り返しが合っていない
片方のライバルだけ広く、あるいは違う高さで撮られていると、対峙のバランスが崩れて見える。その不均衡自体が物語の一部でない限り、サイズとアングルは揃えること。



