著作権の状況
著作権が切れる日は国によって違います。公開先として多い三つの地域で、この作品がどうなっているかをまとめました。
| 地域 | 状況 |
|---|---|
| アメリカ | パブリックドメイン。初版は1897年で、1931年より前です。この時代の作品に適用されるアメリカの95年の保護期間は終わっています。 |
| EUとイギリス | 1983年1月1日からパブリックドメイン。Bram Stokerの没年は1912年で、保護期間は没年の翌年から70年です。 |
| その他の国 | 多くの国は著者の死後50年から100年作品を保護し、経過措置を設けている国もあります。日本は原則として死後70年(著作権法51条)ですが、2018年12月30日の改正前に保護期間が満了した作品は自由なままで、連合国の著者の作品には戦時加算が付くことがあります。特定の国で公開・販売するなら、その国の法律を確認してください。 |
2026年10月26日に、法律ガイドに挙げた資料で状況を確認しました。
ジョナサン・ハーカーはロンドンの屋敷をドラキュラ伯爵に売るためトランシルヴァニアへ向かい、城に囚われてしまいます。伯爵は船でイギリスへ渡り、ルーシー・ウェステンラを、続いてジョナサンの婚約者ミナを狙います。ヴァン・ヘルシング教授が率いる小さな一団が、伯爵を城まで追い詰めます。小説はすべて日記、手紙、電報、新聞の切り抜きで語られます。
自由に使えるもの
- 1897年の小説。筋、登場人物(ドラキュラ伯爵、ジョナサンとミナ・ハーカー、ルーシー・ウェステンラ、ヴァン・ヘルシング、レンフィールド、スワード医師)、場所、台詞。
- ストーカー自身が描いた伯爵。背の高い老人で、長い白い口ひげのほかはきれいに剃り、頭から足まで黒ずくめ。残忍な口元、鋭く白い歯、尖った耳、手のひらに毛が生えています。
- どんな変更も自由です。別の時代や国に移す、ジャンルを変える、伯爵の側から語る、シリーズにして販売する。
- タイトル。多くの国で、タイトルだけでは著作権で保護されず、『ドラキュラ』は数えきれない映画や本で使われてきました。小説の翻案であることをはっきり示しましょう。
注意すること
- なでつけた髪、燕尾服、高い襟のマントは、舞台劇と1931年のユニバーサル映画から来たもので、小説にはありません。テキストから自分の伯爵をデザインしましょう。
- 俳優の顔は多くの国で肖像権やパブリシティ権に守られ、死後も続くことがあります。プロンプトでベラ・ルゴシ、クリストファー・リー、ゲイリー・オールドマンを指定せず、伯爵が彼らに似ていないか確認してください。
- 現代の版には保護された要素が加わっています。序文、注釈、新しい翻訳です。1897年のテキストを使い、日本語などで翻案するなら、古い翻訳か自分の翻訳を使いましょう。
- 画像生成AIは1世紀分のドラキュラ映画を見ています。アートディレクションに原作の伯爵の描写を書き、各フレームに映画のデザインが紛れ込んでいないか確認しましょう。
根拠となる法律や判例を含む詳しいルールは、パブリックドメイン作品の翻案ガイドにあります。
翻案のアイデア
ファウンド・フッテージの『ドラキュラ』。各話は一人の証人の日記で、やがて日記同士がつながる。
形式: 約10分×6話のシリーズ。小説そのものの構成どおり、各話に語り手が一人(ジョナサン、ルーシー、スワード、ミナ、ヴァン・ヘルシング、最後に全員)。
ScreenWeaverで翻案する
現在のScreenWeaverでの手順です。各ステップの結果は自分で読んで編集し、生成はすべてアプリの中で自分で開始します。
- 1Standard Ebooks か Project Gutenberg(下のリンク)から1897年のテキストを入手し、テキストレイヤー付きのPDFとして保存します。ScreenWeaver はテキストレイヤーを1ファイル300ページまで無料で読み込みます。
- 2シリーズのプロジェクトを作ってPDFを添付し、アシスタントに登場人物、場所、小道具を頼みます。私たちが全編で試したときは、登場人物11、場所16、小道具8が作られました。
- 3アートディレクションは原作をもとに自分で書きます。カルパチアの峠、半ば崩れた城、ヴィクトリア朝のウィットビー。映画のスチルではなく、自分で作ったスタイル画像を添えます。
- 4語り手ごとにシーンを頼み、各シーンをショットに分けてもらいます。私たちのテストでは、全編で32シーン、177ショットになりました。
- 5Storyboard でフレームを生成します。伯爵がストーカーの描写どおりで、どの俳優にも似ていないことを確かめてから、Production でクリップを生成します。
一冊の本がシーンとショットになるまで:小説から絵コンテへ。
よくある質問
『ドラキュラ』はパブリックドメインですか?
はい。小説は1897年に出版され、ブラム・ストーカーは1912年に亡くなりました。アメリカ、EU全加盟国、イギリスで自由です。
ドラキュラをベラ・ルゴシに似せてもいいですか?
避けましょう。その姿は小説よりも舞台劇と1931年の映画に由来し、俳優の容姿は多くの国で肖像権やパブリシティ権に守られています。ストーカーの描写から伯爵を作りましょう。
映画のタイトルを『ドラキュラ』にできますか?
はい。多くの国で、タイトルだけでは著作権で保護されません。ただしフランスのように、同じ種類の別の作品と混同を招くタイトルを禁じる国もあります。ストーカーの小説の翻案として示し、名前を使ったグッズやブランドを考えているなら、先に商標登録を調べてください。
一般的な情報であり、法的助言ではありません。著作権、商標権、肖像権やパブリシティ権は、国と各プロジェクトの事情によって変わります。商業公開の前には、権利関係を弁護士に確認してもらってください。