フォローショットキャラクターの進路に踏み込む
フォローショットはキャラクターが動く間、カメラを常にその背後に置き続ける撮り方だ。背中と肩、そしてその先の空間をフレームに収める。観客はキャラクターの足跡をたどり、彼らが直面しようとしているものをほぼ同時に目にする。
別名追従ショット後ろ追いショット追跡フレーミング
カメラワーク
スクリーン上で効く理由
フォローショットは感情移入とサスペンスを同時に作る。我々はキャラクターの進行方向を共有するが、その表情は見えない。だから彼らの勢いを感じながら、何を感じているのかを想像することになる。危険な場所や見知らぬ場所への入り、追跡劇、長い勤務のシーン、混乱の中を進む場面などに向いている。この技法はまた緊張感も生む。前方の空間はキャラクターがそこに到達した瞬間にしか明かされないからだ。観客がある場所を、誰かの前進を通して、扉ひとつ、廊下ひとつずつ体験すべきシーンにこそふさわしい。
ショットリストの一行
- サイズ
- ミディアムショット、背後から
- アングル
- アイレベル、またはオーバーショルダー
- movement
- 被写体の後ろを一定の距離で追う
- レンズ
- 24mmから35mm
- 尺
- 8秒から40秒
俳優との間隔を一定に保つこと。背景の出来事はそれぞれ、キャラクターがそこに到達する瞬間に見えるようタイミングを合わせる。
脚本
脚本上での書き方
決定稿でない脚本に「彼女を追う」などと書いてはいけない。キャラクターが前へ進む様子を書き、彼らが発見する順番通りに空間を描写する。扉を抜け、廊下を進み、部屋に入る、というように。短く、前へ前へと進むアクション行がこの画を暗示する。観客の発見がキャラクターの発見と重なるべき場面で使うこと。自分の作品のショットリストには、被写体との距離、カメラの高さ、進む経路を記しておく。
INT. シティ病院 救急病棟、ダーウィン - 夜
看護師キラ・ウォレス(35、スクラブ姿、髪に3本のペン)が早足で両開きドアを抜ける。
歌う酔っ払いの男。高熱の幼児を連れた母親。段ボール箱に入った、ひどく怒ったオウム。
歩みを止めずにカルテを掴む。
廊下の突き当たり、カーテンが半分引かれている。その奥で、誰かが動かない。
キラが走り出す。
絵コンテ
絵コンテでの見せ方
パネルはキャラクターの背後から描き、背中と肩を画面下三分の一に、その先の空間が見えるようにする。上から見た平面図を添え、キャラクターの経路とその少し後ろを行くカメラの経路を矢印で前方に向けて示す。経路上の扉や角、出来事に番号を振る。被写体との距離、カメラの高さ、重要な要素が見えてくる瞬間をメモしておく。
組み合わせると効く技法

背後からのフォローに続けて、正面からの切り返しにカットする。観客はここでようやく、キャラクターが何に踏み込んだのか、その反応を目にする。

フォローショットから主観ショットへ移ることで、観客はキャラクターの背後から、その視点の内側へと入り込む。発見の瞬間に感情移入が完成する。
参考作品
この技法が使われている作品
グッドフェローズ (1990)
カメラはヘンリーの背中に張りつき、裏通路や厨房のスタッフの間を抜けてクラブのフロアに出るまで、ワンカットで撮られている。
トゥモロー・ワールド (2006)
カメラは戦闘や混乱の最中も何分もキャラクターに張りつき、決して安全な距離に引かない。
バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) (2014)
カメラは楽屋の廊下や控室で俳優たちを追い続け、見えない繋ぎによって作品全体がひと続きの歩みのように見える。
ScreenWeaver
ScreenWeaverで設定する
脚本にキャラクターが空間を進む様子を書けば、ScreenWeaverが自動でシーンをショットに分解する。ショットを開き、フレーミングを背後からのミディアムに設定し、アングルをアイレベルに、動きをフォローショットに選び、この歩みをカバーする尺を設定する。キャラクターとロケーションはショットをまたいで引き継がれるので、廊下やそこにいる人物の一貫性が保たれる。AIプレビジュアライゼーションで発見のリズムを確認しよう。
無料で書き始めるこのクリップのプロンプト
これはページ上部のクリップをレンダリングした、そのままのプロンプトだ。カメラと光の記述は残し、主体と場所だけを変えればいい。
Follow shot: the camera moves steadily behind a woman in her thirties as she walks down a narrow aisle in a flower shop, positioned about five feet behind her shoulders at chest height, matching her walking pace exactly so the framing never changes. Shot on a 28mm lens that keeps her figure sharp while buckets of tulips and roses blur past on both sides. The camera holds this fixed distance for the full four seconds with no cuts, ending as she reaches a counter and pauses, her back still filling the same portion of frame. No text.
よくある間違い
- 01
追いすぎる距離
キャラクターの背中が画面を埋め尽くすと、観客は進む先が見えなくなる。経路とその先の驚きが読み取れるだけの余白を前方に残すこと。
- 02
揺れる歩き
歩く俳優の背後でカメラが揺れると、それが意図的なハンドヘルドの選択でない限り、目が疲れる。スタビライザーかジンバルを使い、歩き方も練習しておくこと。
- 03
顔が一度も見えない
切り返しも振り返りもない長いフォローショットは、観客がキャラクターの心情を読み取る機会を奪う。彼らが振り返る瞬間、あるいは顔にカットする瞬間をあらかじめ計画しておくこと。


