技術4分で読めます

短編映画の脚本の長さ:5分、10分、15分の目安

5分の短編は約5ページ、10分なら9〜11ページ、15分なら14〜16ページ。短編のページ数が、どの形式よりも余裕がない理由を解説します。

高さの違う3つの白紙の脚本用紙の束と、その横に置かれた懐中ストップウォッチとペン、真上からのショット、映画のワンシーン
ScreenWeaver Logo
ScreenWeaver Editorial Team

2026年7月13日

Updated 2026年10月11日

Read the English original

結論から言うと: 5分の短編は約5ページ、10分の短編は9〜11ページ、15分の短編は14〜16ページで、1ページ1分のルールにほぼそのまま従います。短編映画は、このルールの許容幅がどの形式よりも狭い分野です。長編なら目標から10ページずれても誰も気にしませんが、3ページ長い短編は、申告した尺をはっきり超える短編になります。

尺ごとの正確な答え

短編のページ数は、ほかのどの形式よりも上映時間に忠実です。映画祭のプログラマーやラボはページではなく分単位で予定を組むからです。

想定する尺ページ数許容幅なぜ重要か
5分4.5〜5.5ページ半ページ未満映画祭やコンテストでよくある応募の長さ
10分9〜11ページ約1ページ応募される短編で最も多い長さ
15分14〜16ページ1〜2ページこれを超えると読み手は「中編」を想定し始める
20分以上18〜22ページ2ページ応募資格をちょうど20分で区切るラボもある

5分、10分、15分、20分以上の短編のページの束。それぞれ4.5〜5.5、9〜11、14〜16、18〜22ページと表示され、上に半ページ未満から2ページまでの細い紫の許容幅の帯(図は英語)
表をページの束で表したもの。許容幅は尺とともに少し広がりますが、どの長さでも細いままです。

長編やテレビのページ数との比較は脚本の長さはどれくらいが適切かをご覧ください。短編の尺によって、どの映画祭やラボが作品を検討対象にするかがどう変わるかは、短編の長さと映画祭の選び方で応募の側面から詳しく解説しています。

答えを左右する細かな事情

短編が長編より余裕を持てないのは、単なる慣習ではなく、2つの具体的な理由があります。

この長さでは削るぜい肉がない。 110ページの長編には、ここにゆっくりしたシーン、あそこに速いカットを入れる余地があり、全体の尺がそれを吸収します。10ページの短編には余分なシーンがほとんどないので、書きすぎた1ページが割合として大きな超過になります。同じ1ページを長編に足しても、ほとんど目立ちません。

10ページの列に赤い1ページを足すと10パーセントの超過、同じ赤い1ページを110ページの列に足すと0.9パーセントの超過になることを並べた図(図は英語)
書きすぎた1ページ、2つのスケール。10ページの短編では10%、110ページの長編では1%未満。

プログラマーは見積もりではなくストップウォッチで測る。 映画祭の上映枠は分単位で組まれ、短編一式が1回の上映に収まるようになっています。応募フォームに10分と書いた作品が12分あれば、別の作品が枠から押し出されることもあります。だからプログラマーやラボの読み手は、長編の読み手がジャンルの標準とページ数を見比べるよりも、はるかに厳密に短編の尺を確認するのです。

60分の上映枠の2本のタイムライン。10分の短編6本が予定どおり収まったあと、作品Cが12分になり、最後の作品Fが枠の終わりまでに収まらなくなる(図は英語)
60分の上映枠の例。1本が2分長いだけで、最後の1本が押し出されます。

数秒で確認する方法

ページ数が近いからといって目標の尺に収まっていると思い込まないでください。ワープロのページ数も信用しないでください。このルールは標準的な脚本フォーマットでしか成り立たず、無料の脚本アプリなら入力しながらその書式が適用されます。無料の脚本の尺計算ツールに脚本を貼り付けるか語数を入力し、ペースを設定すれば、短編の規模で最も重要な、セリフとト書きのバランスを考慮した上映時間の見積もりが出ます。

長さは合っているのに中盤がたるむなら、問題はページ数ではなく構成です。短編映画向けのビートシートが、短編を見続けられるものにする転換を失わずに、長編の構成を10ページに圧縮する方法を示しています。

自分で短編を制作するなら、10ページは絵コンテを描いて生成するにもちょうどいい規模です。脚本から絵コンテを作りシーンごとに進め、そのコマをすべてのクリップの参照にして脚本からAI短編映画を作りましょう。

短編の5ステップ:脚本フォーマットで書く、脚本の尺計算ツールで時間を測る、短編用ビートシートで中盤を確認する、絵コンテを作る、クリップを生成する(図は英語)
この記事のチェック項目を、ページから完成した短編まで順番に並べたもの。

無料ツール: 脚本の尺計算ツールは、貼り付けた脚本テキストや語数から数秒で上映時間を見積もります。登録は不要です。

Try it free

Try ScreenWeaver for free on your script

It is free. Import your existing project, get a clearer view of your outline, and regain control of your story structure in minutes.

Start Free

日本の脚本で尺を考えるとき

日本では脚本を400字詰め原稿用紙で数え、ペラ1枚(200字)を約1分とする目安もよく使われます。ただ、国際的な映画祭に出す場合や英語の書式で書く場合は、この記事の1ページ1分のルールで考えるほうが確実です。国内の短編映画祭でも、エンドクレジットを含めて尺を制限していることが多いので、募集要項を先に確認しておきましょう。

FAQ

10分の短編映画の脚本は何ページですか?

約9〜11ページです。1ページ1分のルールに、ほとんど余裕なく従います。実際に制作された10分の短編の多くは、その範囲の前後1ページ以内に収まっています。

15分の短編が20ページになってもいいですか?

あまりおすすめできません。20ページは撮影すると18〜20分程度になりやすく、多くの映画祭の「15分以内」や「20分以内」の部門から外れてしまいます。本当に15分を狙うなら、14〜16ページまで削りましょう。

短編のページ数に余裕はありますか?

長編に比べるとほとんどありません。長編ならジャンルの標準より10ページ長くても読み手は驚きませんが、短編が申告した尺より2〜3ページ長いだけで、応募できる映画祭の部門や上映枠が変わってしまいます。

映画祭は短編の長さをどうやって測っていますか?

ほぼ必ず、脚本のページ数ではなく完成した作品の実際の上映時間で測ります。ページ数は編集が終わるまで目安にすぎないからです。それでも執筆や予算の段階でページ数が重要なのは、制作前に手に入る尺の手がかりがそれしかないからです。

Writing is free

Write your next script with ScreenWeaver

Write for free, export to PDF and Final Draft, and turn your scenes into a storyboard when you are ready.

Start writing free
ScreenWeaver Logo

著者について

ScreenWeaver 編集チームは、経験を積んだ映画制作者、脚本家、技術者で構成されています。構想と制作のあいだの隔たりを埋めることに取り組んでいます。

Continue reading