シーン番号ツール

スペック脚本を、番号のついた撮影台本にする

スペック脚本か Fountain の稿を貼れば、この無料のシーン番号ツールが、番号のついた撮影台本に変えます。制作用の稿と同じように、すべてのシーン見出しの両側に番号が付きます。撮影に向けて脚本を用意する書き手、スクリプトコーディネーター、助監督のために作りました。

スペック脚本にシーン番号はありません。番号は、脚本が制作に向けてロックされたときに付きます。どの部署も自分たちの書類をシーン番号で索引づけるからです。分解表、ストリップボード、香盤、カメラ報告、編集の記録まで。いったんロックされたら番号は動きません。12 と 13 のあいだに足された新しいシーンは 12A になり、削除されたシーンは番号を保ったまま OMITTED になるので、索引はどんな書き直しにも生き残ります。

すべてブラウザ内で動きます。脚本がこのページを離れることはなく、サーバーにアップロードされるものもありません。

番号の書き方
挿入シーンの書き方
検出されたシーン

シーンを挿入として印をつけると、前のシーン番号に紐づいた文字つきの番号になります。削除として印をつけると、番号を残したまま中身が落ちます。

  • 1INT. KITCHEN - NIGHT
  • 2EXT. BACKYARD - NIGHT
  • 3INT. HALLWAY - NIGHT
  • 4INT. BEDROOM - NIGHT

最初のシーンは挿入にできません。文字つきのシーンには、紐づける前の番号が要るからです。

番号のついた撮影台本

1  INT. KITCHEN - NIGHT  1

Maya checks the lock on the back door. Twice.

2  EXT. BACKYARD - NIGHT  2

A motion light snaps on. Nothing there.

3  INT. HALLWAY - NIGHT  3

Maya moves toward the bedroom, phone in hand.

4  INT. BEDROOM - NIGHT  4

She stops. The window is open.

仕組み

本文からシーン見出し(INT.、EXT.、EST.、I/E、または行頭に点のつく Fountain の強制見出し)を探し、前回の処理で付いた番号を取り除き、選んだ開始番号から順に振ります。番号は見出しの両側に印刷されます。標準的な撮影台本の体裁です。挿入として印をつけたシーンには、前のシーンに紐づいた文字つきの番号(12A、制作が前置きの書き方を使うなら A12)が付き、削除として印をつけたシーンは番号を保ったまま、見出しが OMITTED に置き換わります。Fountain のダウンロードは番号を #12# の記法で書くので、Fountain のアプリを往復しても残ります。

脚本のシーン番号の決まりごと

撮影台本のシーン番号の核となる決まりは、一度ロックしたら二度と動かさないことです。制作が脚本をロックした瞬間から、助監督はその番号でストリップボードを組み、スクリプターはそれに対してカバレッジを記録し、編集はそれでビンに名前をつけます。ロック後に番号を振り直せば、それらの書類がすべて静かに壊れます。だからシーン番号のツールは、新しいシーンの場所を空けるために既存の番号をずらすことがあってはなりません。

そのために A シーンがあります。脚本の番号づけの慣習では、シーン12の後に足されたシーンは 12A になり(A12 と書く制作もあり、どちらの書き方も現役です)、次の挿入は 12B になって、シーン13は元の位置のままです。削除されたシーンも同じ考え方の裏返しです。見出しが OMITTED に置き換わっても番号は列の中に残るので、稿をめくる部署の人は、そのシーンが抜け落ちたのではなく無くなったのだと分かります。

スペック脚本を撮影台本にする作業は、ほとんどがこの番号づけと、それに続く制作用の見出しづけです。本当にロックする前に番号を付けたなら、やり直すことになりますが、この段階ではそれで構いません。稿が動いているあいだは何度でも走らせて、脚本が各部署に渡るときにシーン番号をロックし、それ以降のすべての変更は A シーンと OMITTED の印に切り替えてください。

向いている人

  • スクリプトコーディネーター: ロックした稿に数秒で番号を振り、改稿では番号を振り直すかわりに A シーンと OMITTED の印を出せるので、どの部署の書類も有効なままです。
  • 助監督とラインプロデューサー: 書き手がスペック稿しか出していなくても、ストリップボードと分解表を組むための番号つき撮影台本を手に入れられます。
  • 小さなチームの書き手兼監督: 撮影前に自分の脚本で番号づけの慣習を学べるので、香盤やショットリストがプロの現場と同じやり方でシーンを指せます。

撮影台本への変換: 完全ガイド

貼り付けた Fountain か普通の脚本の本文からシーン見出しを検出し、各見出しの両側に制作用のシーン番号を振り、テキストか Fountain に書き出す前に、シーンを挿入(12A の形)か削除として印づけできるようにします。

この作業で中心にある問題ははっきりしています。スペック脚本にはシーン番号がなく、手で番号を振る(あるいは書き直しのあとに振り直す)と、旧番号を参照していた分解、ストリップボード、香盤がすべて壊れる。放っておくと、後工程で摩擦が生まれ、判断が遅くなります。実務上の目標は正しく番号のついた撮影台本。挿入されたシーンは文字つきの番号を得て、カットされたシーンは OMITTED と読めるので、シーンの索引がどの改稿でも安定するです。

頭に置いておきたい限界: 検出できた見出しにだけ番号を振るので、形の崩れたシーン見出し(小文字、INT/EXT の接頭辞の欠落、強制の点なし)は飛ばされます。また、改稿の色つきページや、稿のあいだの変更の追跡は扱いません。

進んだ使い方: コーディネーターはロック時にこれを走らせ、番号のついた稿を参照用として保管し、改稿ごとに挿入と削除の印をつけて再実行します。新しい稿を、番号を1つも動かさずに各部署の書類と突き合わせられます。

手順

  1. スペック稿か Fountain の稿を貼り、選択肢に触れる前に、検出されたシーンの一覧が実際のシーン見出しと合っているか確かめます。
  2. 最初のシーン番号と番号の書き方を決め、制作の流儀に合わせて挿入シーンを 12A か A12 のどちらにするかを選びます。
  3. 後から足したシーンを挿入、カットしたシーンを削除として印づけし、触っていないシーンが元の番号を保っているか確かめます。
  4. 印刷と配布のために .txt を、Fountain のアプリで作業を続けるなら #12# の番号を保ったまま .fountain を書き出します。

立場別の使いどころ

  • スクリプトコーディネーター: ロックした稿に番号を振り、改稿では全編を振り直すかわりに文字つきの A シーンを出す。
  • チーフ助監督: スペック稿から番号のついた撮影台本を作り、ストリップボードと分解表が脚本と同じシーンの索引を共有できるようにする。
  • 書き手兼監督: 自分のスペック脚本を撮影台本に変え、現場でスタッフが前提とする番号づけの作法を学ぶ。

避けたいよくある失敗

  • カットのあとに OMITTED と印づけせず、全編の番号を振り直すこと。すべての部署の書類が無効になります。
  • 本当にロックする前に稿へ番号を振り、その使い捨ての番号を制作の索引として扱うこと。
  • 同じ制作の改稿のあいだで 12A と A12 を混ぜること。香盤の上で文字つきのシーンが曖昧になります。

実務でのコツ

  • 各部署が脚本から書類を作り始めたときだけロックしてください。その前なら、どの稿でも番号を自由に作り直して構いません。
  • 配布する稿から OMITTED のシーンを消さずに残してください。もう存在しないシーンを探して午前中を潰す人が出なくなります。
  • 書き直しが同じ場所に複数のシーンを足したら、物語の順に文字を振ってください(12A、12B、12C)。ストリップボードが正しく並びます。

このツールの出力は、書くことの代わりではなく、判断を支える層として扱ってください。優れた脚本が記憶に残るのは、具体的な選択、感情の精度、ドラマの動きの明快さによってです。ツールは雑音を取り除くことで力になります。あなたの労力が、人物、対立、高まり、報いといった大事なところへ向かうように。ひと巡りごとに結果を見直し、採用した変更を明示的に記録しておけば、作業は稿を重ねるごとに速く、読みやすくなります。その一貫性こそ、プロの共同制作者が価値を置くものです。驚きが少なく、理由がはっきりしていて、意図をもって育っていく脚本です。

さらに詳しい質問

スペック脚本にシーン番号はありますか。

ありません。スペック脚本は売るための、そして読むための書類で、番号は雑音を足すだけです。シーン番号は撮影台本のもので、そこでは各部署が分解、日程、報告を具体的なシーンに索引づけるために存在します。

脚本のシーン番号はどうやってロックするのですか。

ロックは決定であって、ファイルの形式ではありません。プリプロダクションの初めに、番号のついた稿をロック稿だと宣言して配り、それ以降のすべての変更は番号の振り直しではなく A シーンと OMITTED の印で行います。このツールは、その番号のついた稿を作ります。

シーン番号が見出しの両側にあるのはなぜですか。

現場でページをどう持っても、書き込んでも、複写しても番号が見えるようにするためです。左右の両方に置くのが、Final Draft、Movie Magic、制作部が使う標準の撮影台本の形です。

12 と 13 のあいだにシーンを足したら、番号はどうなりますか。

新しいシーンは前の番号に紐づいて 12A になります(別の書き方なら A12)。同じ場所に足された2つ目のシーンは 12B です。シーン13は番号を保ちます。それこそが、この作法の存在理由です。

ロックしたあとにシーン番号を振り直せますか。

できますが、すべきではありません。旧番号から作られたストリップボード、分解表、カメラ報告が、一斉に間違いになります。現場の作法は、文字つきのシーンと OMITTED の印を足して、既存の書類を一切変えずに済ませることです。

番号をつける対象となるシーン見出しは何ですか。

INT.、EXT.、EST.、INT./EXT.、I/E で始まる行と、行頭に点ひとつを置く Fountain の強制見出し(.MONTAGE など)です。ト書きの行、トランジション、台詞に番号がつくことはありません。

FAQ

よくある質問

脚本のロック時、つまりプリプロダクションが本格的に始まるときです。スペック稿は番号なしで出回ります。撮影台本が番号を足すことで、分解、日程、香盤のすべてが同じシーンの索引を指せるようになります。ロック前の番号は使い捨てなので、自由に作り直して構いません。

脚本がロックされた後の改稿で、シーン12の後に挿入されたシーンのことです。番号を振り直さずに文字を足すことで、シーン13から先が動かずに済み、既存の分解や日程が正しいまま保たれます。同じ場所への2つ目の挿入は 12B になります。

脚本がロックされた後にカットされたシーンのことです。見出しは OMITTED に置き換わりますが、シーン番号は残ります。これにより、そのシーンが失われたのではなく意図して外されたことがどの部署にも伝わり、前後のシーンの番号の並びも保たれます。

どちらの慣習もあります。12A(番号の後に文字)が米国の制作でいちばん一般的で、Final Draft も初期状態でこれを出します。制作や英国の作品には A12 を好むところもあります。ひとつの制作ではどちらかに決めて、最後まで通してください。このツールは両方に対応しています。

Fountain は見出しの末尾に、番号をシャープ記号で挟んで書きます。INT. KITCHEN - NIGHT #12# のような形です。文字も使えるので #12A# も有効です。.fountain のダウンロードはこの記法を使うので、Highland や Slugline のようなアプリでも番号が正しく読まれます。

Preview of ScreenWeaver visual timeline and script rhythm

番号のついた脚本から、制作計画の全体へ

ScreenWeaver は脚本を、シーンの分解、絵コンテ、ショットリストとつなぎます。いまロックしたシーン番号が、チーム全員が使う索引になります。無料で始められます。

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