サイド(抜き台本)作成

無料のサイド作成ツール、登録不要

脚本を貼れば、この無料のサイド作成ツールが、オーディションや撮影日に必要なシーンの抜粋だけを引き出し、きちんとした脚本 PDF に整えます。シーンを手で書類にコピーするのに疲れた、あるいは3ページ書き出すためだけにアカウントを作らされてきたキャスティングディレクター、助監督、俳優のために作りました。

サイドとは、制作が実際に配る抜粋のことです。キャスティングは脚本全体ではなくオーディションのシーンを俳優に送り、助監督は香盤に載るその日のシーンを抜いて資料にまとめます。このツールはシーン見出しと人物名を解析するので、人物を選べばその出演シーンが自動で選ばれますし、手でシーンにチェックを入れることもできます。

すべてブラウザ内で動きます。貼り付けても .fountain や .txt を読み込んでも、脚本は手元で解析され、端末を離れることはありません。

ファイルはブラウザの FileReader で手元から読まれます。アップロードはされません。

上に脚本を貼るかファイルを読み込むと、シーンと登場人物が出ます。

仕組み

標準の脚本の作法に沿って本文を一行ずつ読みます。INT. か EXT. で始まるシーン見出しがシーンを開き、台詞が続く大文字の行が人物名で、(V.O.) や (CONT'D) といった付記は、シーンをまたいで人物を照合するときに取り除かれます。人物を選べば、その人物が話すシーンだけが選ばれます。シーンから選ぶ方式に切り替えれば、撮影用の資料を手で組めます。書き出しはハリウッドの体裁に従います。US レターに Courier 12、左余白 1.5 インチ、標準の台詞の字下げ、表記と作品名を載せたヘッダー、ページ番号、そして抜粋ごとの END OF SCENE の区切りです。

オーディションと撮影日のためのサイドの作り方

サイドがあるのは、誰も脚本全体を配らないからです。キャスティングがオーディション用のサイドを配るのは、俳優が110ページではなく2、3シーンを準備できるようにするためであり、未発表の脚本が制作の望まないうちに出回らないようにするためです。現場では、助監督がその日の香盤に載るシーンのサイドを抜くので、出演者もスタッフも分厚い綴じ本ではなく5ページを持ち歩きます。サイド作成ツールは面倒な部分を自動化します。人物が話すすべてのシーンを見つけ、その抜粋をきれいな PDF に組み直すことです。

体裁よりも作法のほうが大事です。俳優には、読み合わせの24から48時間前にオーディション用のサイドが届くべきです。電話帳を暗記するのではなく、演じ方を選ぶだけの時間があるということです。サイドにはシーン見出し、文脈を作るト書き、そしてやりとり全体の台詞が残ります。ひとりの台詞だけを文脈から引き剥がしたものではありません。このツールがシーンをまるごと書き出すのはそのためです。読む側には、会話のもう半分がやはり必要だからです。

名前の挙がる既存のサイド作成ツール(StudioBinder、WriterDuet、Actors Access)は、いずれもこれをアカウントの向こう側に置いていて、有料プランの向こう側にあるものもあります。技術的な理由はありません。シーン見出しを解析して Courier で印刷するのは、ブラウザでできる仕事です。このツールは無料で、登録も要らず、脚本をアップロードしません。つまり秘密保持契約の下の素材にも安全です。貼って、選んで、脚本からサイドを PDF で落とす。それだけです。

向いている人

  • キャスティングディレクターとその助手: 役ごとのオーディションのシーンを数分で抜き出し、受け取る人ごとに透かしを入れ、書き込みだらけの脚本全体ではなくきれいな資料を俳優に送れます。
  • 助監督と制作進行: 予定されたシーンを脚本の順にチェックするだけで、香盤に添えるその日の撮影用サイドを作れます。
  • 俳優とセルフテープを撮る人: 制作から脚本全体を渡されて「シーンは自分で選んで」と言われたとき、自分の出番を太字にした自分用のサイドを作れば、台詞合わせが速くなります。

サイド(抜き台本)作成: 完全ガイド

Fountain か普通の脚本を手元で解析し、シーンとセリフのある人物を検出し、人物のシーンを自動で選ぶか手でチェックさせ、抜粋をヘッダー、任意の透かし、ページ番号つきの標準の脚本 PDF に書き出します。

この作業で中心にある問題ははっきりしています。人物のシーンを脚本から抜き出し、きれいなサイドに組み直すのは手間のかかる手作業なのに、既存の作成ツールはどれもアカウントの向こう側にそれを置いている。放っておくと、後工程で摩擦が生まれ、判断が遅くなります。実務上の目標はCourier 12 の PDF としてきちんと体裁の整ったオーディション用または撮影用のサイド。ブラウザで1分もかからず、登録も不要です。

頭に置いておきたい限界: 標準のシーン見出しと人物名の作法に従うので、大きく外れた体裁(小文字の見出し、ト書きに埋もれた人物名)は先に整える必要がありますし、ページ数は見積もりであって、Final Draft のページ組みと一致するものではありません。

進んだ使い方: キャスティングのチームは受け取る人ごとに透かし入りの PDF を1つずつ作り、フッターに読み手と日付を記します。サイドがネットに出たとき、どの写しから出たのかをたどれます。

手順

  1. 脚本を貼るか .fountain や .txt を読み込み、検出されたシーンの一覧が稿のシーン見出しと合っているか確かめます。
  2. 人物から選ぶ方式に切り替えて役を選びます。その人物が話すシーンが自動で選ばれ、見せすぎのシーンは外せます。
  3. ヘッダーの表記(オーディション用、撮影用、あるいは自由な一文)、作品名、そして受け取る人と日付を記す透かしを設定します。
  4. シーンとページの要約を確かめて PDF を書き出し、役ごと、撮影日ごとに繰り返します。選び直しは数秒です。

立場別の使いどころ

  • キャスティングディレクター: プロデューサーが承認した稿から、1行も打ち直さずに役ごとのオーディション資料を作る。
  • セカンド助監督: 予定されたシーンを、香盤のシーン番号と順に合わせた撮影用サイドにまとめる。
  • 俳優: 自分の人物名を太字にした自分用のサイドを作り、台詞合わせとセルフテープの準備を速くする。

避けたいよくある失敗

  • シーン全体ではなく、その俳優の台詞だけを送ること。読みが依って立つ文脈を剥ぎ取ってしまいます。
  • 標準の24から48時間前ではなく、朝のオーディションの前夜にサイドを配ること。
  • 機密の素材に透かしを入れないこと。流出したページをたどれなくなります。

実務でのコツ

  • オーディションでは、いちばん長い3つの台詞ではなく、その役の違う面が見える2つか3つのシーンを選んでください。
  • 撮影用サイドではシーンを脚本の順に並べてください。ストリップボードと香盤のシーンの列と一致します。
  • オーディションを受ける人物の名前を太字にしてください。緊張した読み手が、次の台詞をひと目で見つけられます。

このツールの出力は、書くことの代わりではなく、判断を支える層として扱ってください。優れた脚本が記憶に残るのは、具体的な選択、感情の精度、ドラマの動きの明快さによってです。ツールは雑音を取り除くことで力になります。あなたの労力が、人物、対立、高まり、報いといった大事なところへ向かうように。ひと巡りごとに結果を見直し、採用した変更を明示的に記録しておけば、作業は稿を重ねるごとに速く、読みやすくなります。その一貫性こそ、プロの共同制作者が価値を置くものです。驚きが少なく、理由がはっきりしていて、意図をもって育っていく脚本です。

さらに詳しい質問

オーディション用のサイドは、どれくらい前に俳優に渡すべきですか。

現場の標準は、当日の24から48時間前です。それより短いと準備した読みの質が落ちますし、長すぎるとキャスティングの望む以上に素材が出回ります。当日渡しは、別の力を試すコールドリーディングのための例外です。

オーディション用サイドと撮影用サイドの違いは何ですか。

オーディション用サイドは、役を試すためにキャスティングが選んだシーンで、多くの俳優に送られます。撮影用サイドは、ある1日に予定されたシーンを助監督チームが抜いたもので、香盤と一緒に配られ、出演者とスタッフが同じ数ページから作業できるようにします。

オーディション用サイドは何ページくらいにすべきですか。

たいていは2つか3つのシーンで2から6ページです。幅が見えるだけの長さがあり、1、2日でしっかり準備できる短さです。レギュラー出演のオーディションではもっと長くなることもありますが、10ページを超えると、それは読みではなくワークショップの依頼です。

Fountain のファイルからサイドを作れますか。

作れます。.fountain を直接読み込むか、本文を貼ってください。Fountain のシーン見出し、強制見出し、(V.O.) のような人物名の付記、同時台詞の記号を読みます。どのエディタから貼った普通の脚本の本文でも、同じ作法で動きます。

助監督は香盤の資料のためにどうサイドを抜きますか。

セカンド助監督が翌日の予定にあるシーンを取り、最新の改稿から撮影順に抜き出し、香盤と一緒に印刷するか送ります。シーンから選ぶ方式なら、予定に沿ってチェックを入れて1回書き出すだけです。

自分の人物が話さないシーンもサイドに入れるべきですか。

場合によります。人物から選ぶ方式は話すシーンを自動で見つけますが、無言のシーンがその役にとって大事なら(何かが明かされる、監督が気にしている反応など)、書き出す前にチェックで足してください。

FAQ

よくある質問

サイドとは、脚本全体のかわりに制作が配る、選ばれたシーンの抜粋のことです。俳優がオーディションで読む2、3シーンや、香盤とともに配られるその日の予定シーンです。シーンはまるごと保たれ、他の人物の台詞も入るので、文脈の中でちゃんと成立します。

その役の幅が見えるシーンを、ふつうは2つか3つ選び、シーン見出しから最後の行までシーンをまるごと保ち、作品名と役名を載せたヘッダーとともに標準の脚本体裁で書き出します。このツールはそのすべてをやります。人物を選び、シーンのチェックを調整して、PDF をダウンロードしてください。

オーディションでは、ほぼ必ずサイドだけです。制作は未公開の脚本を守りたいですし、キャスティングはすべての俳優に同じ素材を準備してほしいからです。俳優が脚本全体を受け取るのはたいてい起用が決まってからで、管理の厳しい企画では、そのあとも自分のシーンだけということもあります。

サイドが集客の入口だからです。StudioBinder、WriterDuet、Actors Access はいずれも、有料の仕組みを売り込めるように、サイドの作成を登録の向こう側に置いています。シーン見出しを解析してレター紙に Courier を印刷するのに、サーバーもアカウントもメールアドレスも要りません。だからこのツールはそのどれも求めません。

いいえ。解析も、シーンの選択も、PDF の生成も、すべてブラウザの中の JavaScript で動きます。本文を貼っても .fountain や .txt を読み込んでも、脚本が端末を離れることはありません。だから秘密保持契約の下の脚本にも安全です。

Preview of ScreenWeaver visual timeline and script rhythm

サイドから、制作の全体へ

ScreenWeaver は脚本を、分解、絵コンテ、ショットリストとつなぎます。いまサイドとして書き出したシーンが、それを撮るための計画の隣に置かれます。無料で始められます。

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