音楽キューシート作成

著作権管理団体と映画祭が求めるキューシートを作る

この無料の音楽キューシート作成ツールは、作品にどの音楽が流れ、誰が書き、どう使われ、何秒使われたかを著作権管理団体に伝えるための標準的な納品物を作ります。映画祭や配給に向けた資料一式を用意する作り手、作曲家、ポスプロ担当のために作りました。

著作権管理団体(JASRAC、NexTone、ASCAP、BMI、SESAC、SOCAN、PRS)は、キューシートをもとに作曲者と出版社へ使用料を支払います。だから配給会社と映画祭は、必要な納品物の一覧にキューシートを挙げています。各キューに使用区分が付くのは、使い方によって配分の重みが変わるからです。団体の計算式では、画面に見える形での使用やタイトル曲は、背景としての使用より高く評価されるのが一般的です。タイムコードは HH:MM:SS で記します。団体はフレームではなく長さで音楽を集計するからです。

すべてブラウザ内で動き、その場で自動保存されます。キューの内容も、連絡先も、制作の情報も、サーバーに送られることはありません。

作品の基本情報
音楽キュー

キューごとに1行、流れる順に並べてください。長さは IN と OUT のタイムコードから計算されます。

Q1IN と OUT のタイムコードを入れると長さが計算されます

キューシートはこのブラウザに自動保存されるので、タブを閉じても続きから再開できます。

音楽の総尺

00:00:00

1 件中 0 件のキューが有効なタイムコードを持ち、合計に算入されています。

仕組み

作品の基本情報を埋めたら、音楽キューごとに1行ずつ足してください。曲名、作曲者、出版社、演奏者、著作権管理団体、使用区分、そして開始と終了のタイムコードです。ツールは各タイムコードを検証し、キューごとの長さを計算し、音楽の総尺を合計します。PDF の書き出しは、上部に基本情報を置いた横向きの表として組みます。音楽の担当者と配給会社が期待する形です。CSV の書き出しは Excel や Google スプレッドシートでそのまま開けるので、表計算でキューを管理している制作にも使えます。

キューシートの書き方と、実際に読む人

映画祭向けのキューシートは、形式のための書類ではありません。作品が上映されたり放送されたりすると、会場や放送局がその上演を管理団体に報告し、団体は登録されたキューシートにもとづいて作曲家に支払います。キューシートがなければ使用料もありません。だから作曲家は制作側に提出を促し、配給会社はこれのない納品一式を突き返します。

使用区分の列は、初めてのプロデューサーが思うよりずっと重要です。台詞の下に流れる器楽の劇伴は、画面に映る歌唱の演奏より配分の重みが低く、メインタイトルとエンドタイトルの曲にはそれぞれ独自の重みがあります。初期値のままだからという理由ですべてのキューを背景として印をつけること。これはよくある間違いで、上映が続く年月のあいだに作曲家の実収入を削ります。

タイムコードはロックした映像から取り、番組の頭からの HH:MM:SS で記してください。団体は長さで集計するので、終了点が雑だったり抜けていたりするキューシートは、音楽を過少に数えることになります。この音楽キューシート作成ツールは、すべての長さと合計を計算し、納品用フォルダに入れる PDF を書き出し、CSV も渡します。配給会社が自社の書式を求めてきたときも、同じデータをそこへ流し込めます。

向いている人

  • インディーのプロデューサー: 1本のために音楽管理ソフトを買わずに、配給の確認事項にある音楽の納品物を片づけられます。
  • 作曲家: 自分の管理団体と出版社が正しく記された、仕上がったキューシートを制作側に渡せます。使用料が本当に自分に届くようになります。
  • ポスプロ担当: ロックした映像のタイムコードに合わせてキューを記録し、PDF と CSV の両方を書き出せるので、映画祭用の資料と社内の管理表がずれません。

音楽キューシート作成: 完全ガイド

作品の基本情報と、音楽キューごとの1行(曲名、作曲者、出版社、演奏者、管理団体、使用区分、開始と終了のタイムコード)を受け取り、キューごとと全体の尺を計算し、横向きの PDF か CSV に書き出します。

この作業で中心にある問題ははっきりしています。キューシートは必須の納品物で、著作権管理団体はそれをもとに作曲家へ使用料を払うのに、多くの制作はこれを持たないまま納品にたどり着き、音楽の時間を記憶から組み直すはめになる。放っておくと、後工程で摩擦が生まれ、判断が遅くなります。実務上の目標は検証されたタイムコード、計算された尺、そして納品一式にそのまま入れられる PDF と CSV を備えた、完全で正しい形の音楽キューシートです。

頭に置いておきたい限界: 作家の持ち分、出版社の法人、団体への登録をどこかの台帳と突き合わせて検証することはしません。またフレーム単位ではなく HH:MM:SS で扱います。これは団体の慣行には合いますが、EDL には合いません。

進んだ使い方: ポスプロのチームはロックした映像に合わせてシートを埋め、CSV を納品の管理表に流し込み、版が変わってキューの時間が動くたびに PDF を書き出し直します。映画祭用の資料と社内の記録が同一に保たれます。

手順

  1. まず作品の基本情報を埋めます。作品名、話数、制作会社、連絡先、放送または公開日を、提出するシートに出るとおりに書きます。
  2. 流れる順にキューを足し、ロックした映像から開始と終了のタイムコードを入れて、尺は計算に任せます。
  3. キューごとの使用区分を意識して選んでください(背景、画面に見える、メインタイトル、エンドタイトル)。使い方が団体の配分の重みを変えます。
  4. 納品用フォルダには PDF、管理表には CSV を書き出し、記載したすべての作曲者と出版社に写しを送ってください。

立場別の使いどころ

  • プロデューサー: 音楽管理ソフトなしで、配給の納品一覧にある音楽キューシートの項目を片づける。
  • 作曲家: 自分の管理団体と出版社が正しく記されたキューシートを納め、上演使用料が自分に届くようにする。
  • ポスプロ担当: ロックした映像に合わせてキューを記録し、版が変わっても PDF と CSV の内容をそろえたままにする。

避けたいよくある失敗

  • 初期値のまま、すべてのキューを背景の器楽として印をつけること。画面に映る音楽やタイトル曲の配分の重みが過少になります。
  • 映像をロックする前にシートを組むこと。すべての時間がずれて、提出したシートが完成作品と合わなくなります。
  • 出版社や管理団体の欄を空けたままにすること。作曲者の表記が正しくても、使用料の分配が止まります。

実務でのコツ

  • 映像をロックしたその週にキューシートを埋めてください。セッションのファイルと使用許諾がまだ手元で開いているうちに。
  • 共同作曲者は全員、それぞれの管理団体とともに記載してください。団体の段階で持ち分の食い違いが出ると、直すのに何か月もかかります。
  • 音楽の総尺を手元に控えておいてください。配給会社は同じ資料の中の使用許諾の条件と照らし合わせることがあります。

このツールの出力は、書くことの代わりではなく、判断を支える層として扱ってください。優れた脚本が記憶に残るのは、具体的な選択、感情の精度、ドラマの動きの明快さによってです。ツールは雑音を取り除くことで力になります。あなたの労力が、人物、対立、高まり、報いといった大事なところへ向かうように。ひと巡りごとに結果を見直し、採用した変更を明示的に記録しておけば、作業は稿を重ねるごとに速く、読みやすくなります。その一貫性こそ、プロの共同制作者が価値を置くものです。驚きが少なく、理由がはっきりしていて、意図をもって育っていく脚本です。

さらに詳しい質問

短編のキューシートはどう書けばいいですか。

長編とまったく同じで、短いだけです。作品の基本情報のあと、キューごとに1行で、曲名、作曲者、出版社、演奏者、管理団体、使用区分、そしてロックした映像からの開始と終了のタイムコードを書きます。3曲だけの短編でも、映画祭で上映したり配給を通して配信したりするなら必要です。

いちばん高い使用料がつく使用区分はどれですか。

重みは団体によって違いますが、一般に画面に映る歌唱や、はっきり聞かせる演奏が背景の使用より上に来て、メインタイトルとエンドタイトルの曲はそれぞれ独自の高い重みを持ちます。だから使用区分の列は、初期値のままにせず、きちんと考える価値があります。

ライブラリの楽曲しか使っていない場合もキューシートは要りますか。

要ります。ライブラリの楽曲にも、上演使用料を受け取る作曲者と出版社がいますし、署名した使用許諾はほぼ確実にキューシートの提出を求めています。ライブラリのメタデータの一覧に、記入すべき作家と出版社の正式名称が載っているのがふつうです。

著作権管理団体とは何で、どこを書けばいいですか。

作家と出版社のために上演使用料を集める組織です。日本の JASRAC と NexTone、米国の ASCAP、BMI、SESAC、カナダの SOCAN、英国の PRS などです。それぞれの作曲者と出版社が実際に所属している団体を書いてください。制作側が選ぶものではなく、本人の登録に従います。

キューシートのタイムコードはどれくらい正確である必要がありますか。

ロックした映像の頭から測って、秒の単位までです。団体はフレームの位置ではなく長さで音楽を集計するので、HH:MM:SS が標準です。いちばん大事なのは、開始、終了、尺の3つが整合していて、納品する版から取られていることです。

配給会社に PDF ではなく CSV を送ってもいいですか。

多くの配給会社は体裁の整った PDF を求めますし、自社の書式を要求するところもあります。現実的なやり方は両方を持っておくことです。納品物としては PDF を提出し、CSV は手元に残しておけば、どんな書式にも数分で貼り込めます。

FAQ

よくある質問

作品や1話に使われたすべての音楽の記録です。曲名、作曲者、出版社、演奏者、管理団体、使用区分、時間が入ります。著作権管理団体はこれをもとに上演使用料を分配し、配給会社と映画祭は標準的な納品物として求めます。

背景の音楽は聞こえてはいますが、音源はその場面の一部ではありません。台詞の下に流れる劇伴がそれです。画面に見える使用とは、演奏が映っているか、場面内の音源だとはっきり分かる場合です。場面の中で演奏するバンドなどです。団体の計算式では、画面に見える使用のほうが配分の重みが高いのが一般的です。

求めるところは多く、配給会社と放送局はほぼ例外なく求めます。たいていは台詞台本や音楽の使用許諾と並んで、納品物の一覧に載っています。映像をロックした時点で作れば1時間ほどです。1年後に記憶をたどって組み直すことになるのが、プロデューサーが後悔する場面です。

番組の頭から測った時、分、秒(HH:MM:SS)で、キューごとに開始と終了をひとつずつ書きます。フレームはふつう省きます。団体はフレームの位置ではなく、秒単位の長さで音楽を集計するからです。

慣習では制作会社が作成して、多くは放送局や配給会社を通じて提出します。ただ実際には、使用料が自分の収入に直結するので、作曲家が催促していることがよくあります。誰が提出するにせよ、記載されたすべての作曲者と出版社が写しを受け取るべきです。

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